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血行不良は美容の大敵?漢方を取り入れた冷え性対策

足だけ冷たい、手足が冷える、体がだるい、肩こりなど血行不良はさまざまな体調不良を引き起こします。特に現代人の生活は冷えやすいため、多くの女性が冷え性に悩んでいるといいます。

半身浴や運動、カイロや腹巻きなど冷え性対策を行なっても改善しない冷えは漢方を使うというのも手です。冷え性の原因と漢方を使うメリットについて今回はお話していきます。

血の巡りが悪くなる原因とは?

血の巡りが悪いといっても症状となって現れるときには「手足の冷え」「疲労感」「生理痛」など症状はさまざまです。女性において血行不良を引き起こす原因としては、筋肉量が少ないことが大きな原因の一つです。さらに他にも特に病気が原因ではない血行不良としては、次のような原因が考えられます。

・デスクワークなど同じ姿勢を続けている

・運動不足

・入浴をシャワーだけで済ませている

・冷たい飲み物、スナック、甘いもの、加工食品などを摂ることが多い

・ストレスを抱えている

・偏った食生活、ビタミン・ミネラル不足

血流が悪いとどんな不調につながる?

血流が悪いことを直に感じることは難しく、多くの場合は何らかの症状が出てきて初めて血行不良があることに気がつきます。

・肩こり

・頭痛

・便秘

・肌荒れ

・冷え性

・生理痛、生理不順

・自律神経の乱れ

血行が悪いと血液や栄養分が全身のすみずみまで届きにくくなるため、末端が冷えやすくなります。また、さらに悪化すると下半身冷えや全身冷えなどの症状に進行してしまいます。

血行不良と冷えは健康面だけではなく、美容的に影響が出ることも多いです。

例えば、肌色がくすんでみえる、クマができる、シミが増える、肌つやが無い、乾燥肌など…さまざまな肌トラブルを引き起こすこともあります。

いくら高級な基礎化粧品を使っても肌の内側のめぐりが悪くなっていては効果も半減です。まずは、めぐりの良い体を作ることを目指しましょう。

冷え性対策に漢方を取り入れてみよう

血行不良による冷えを改善するには日常生活の見直しが基本ではありますが、なかなか改善が難しい場合も少なくありません。また外側から温めるだけでは根本的な解決にはならないので、内側から変えていくことが必要です。

漢方には血行を促したり、体を温める効果がある生薬が使われていて、根本的に巡りを改善してくれる効果があります。特にはっきりとした不調がなくても漢方は体調を整えるために使うことができることもメリットです。

実際に冷え性に用いられる漢方の一部を紹介します。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

足腰が冷えて、むくみがち、貧血のある冷え性体質の人に適した処方。「血」を増やして冷えを改善します。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

冷えのぼせタイプで、肩こりやイライラ、便秘などがある人に適した処方。「血」の巡りを促して下半身の冷え、のぼせを改善します。

・温経湯(うんけいとう)

手足はほてるが冷えを感じ、唇が乾きがちな人の冷え性に適した処方。「血」を増やし全身状態を改善することで肌の乾燥や冷え、生理不順などを改善します。

体質によって合う漢方はそれぞれ違うので、自分にあった漢方を見つけることが大切です。どれを選べばよいか分からない場合には、ドラッグストアや漢方薬局、漢方外来などで相談してみましょう。

ABOUT ME
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薬剤師:笹尾真波
現役薬剤師ライター、薬学修士。 趣味はヨガと旅行。 大学院卒業後、市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。その後、ドラッグ併設調剤薬局にて調剤業務および市販薬のバイヤー・サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売に従事。外資系製薬企業にて学術としての経験を積みその後フリーライターに転身。