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「医薬品とサプリメントはどう使い分ける?正しく安全な活用法とは」

体調がなかなか優れない、肌の調子が悪い、忙しくて栄養バランスが悪い…などの病気とは言えないような不調のときに、サプリメントを使えばいいのか、それとも医薬品を使うべきなのかと悩むことってありませんか?

間違った使い方で失敗しないように、医薬品とサプリメントの正しい使い分けを理解しておきましょう。

医薬品とサプリメントってどう違うの??

医薬品とはいわゆるお薬のことで、サプリメントは広い意味を持ちますが健康食品やトクホなども含めた食品に該当します。

痛み止めは医薬品であり、コラーゲンや青汁などはサプリメントになりますが、ビタミン剤や鉄剤などになると医薬品なのかサプリメントなのか区別せずに使っている人も多いかもしれません。

医薬品とは

医薬品とはヒトや動物などの診断・治療・予防を行うために用いられる製品のことで、臨床試験や科学的根拠を元に厚生労働省から製造・販売を認められていることが必要です。

医薬品の場合は有効性や安全性を確認して審査を通過しているため「効能効果」を標ぼうすることができます。

サプリメントとは

サプリメントは食品であり食事によって補いきれない特定の栄養素や健康成分を補うために摂取するものです。トクホのように特定のデータを提出して効果を標ぼうする場合もありますが、基本的には効能効果を明記することは認められていません。

サプリメントにも長期に摂取することで何らかの健康効果が期待できるものはありますが、非常に効果は穏やかで、飲んだからといってすぐに効果が出るものではありません。

こんな時は医薬品とサプリメントどっちがいいの?

例えば痛みがある時は痛み止め、下痢をしていたら下痢止めなどのように明らかな場合もあれば、冷え性や肩こりなどのように強い症状ではないけれど何となく不調ということもありますよね。

ケースバイケースで医薬品とサプリメントを正しく使い分けることが大切です。

こんな時には医薬品または病院へ!

基本的に「病気やケガの治療」であればサプリメントではなく医薬品を使います。

お腹が痛い、頭が痛い、ひどい肩こり、胃もたれなどの何らかの明確な症状があるときには必要に応じてお薬を使いましょう。市販薬でも軽度の場合には対応できます。

ただし、強い痛みや出血、炎症がある場合や、症状が出始めてから2週間以上経過しているなど症状が長引いている場合には病院で相談した方が安心です。

こんな時にはサプリメントで対応できる

食事のバランスが乱れているとき、なんとなく疲れやすい、健康と美容を維持したいときなどはサプリメントが役に立ちます。特定の成分を効率よく摂取できるので、病気の予防として用いるのに適しています。

例えば、すでに貧血と診断されていれば医薬品を使うべきですが、貧血予防ならばサプリメントでも良いでしょう。

ただし、サプリメントを飲んでいれば食事は適当でも大丈夫というわけではなく、バランスの食事を目指すことが大切です。

正しい知識を持ち、目的によって使い分けよう

医薬品とサプリメントは全く持っている役目が異なります。何らかの症状があれば医薬品を使い、病気の予防または美容の維持などの目的であればサプリメントを上手に活用するようにしましょう。

ABOUT ME
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薬剤師:笹尾真波
現役薬剤師ライター、薬学修士。 趣味はヨガと旅行。 大学院卒業後、市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。その後、ドラッグ併設調剤薬局にて調剤業務および市販薬のバイヤー・サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売に従事。外資系製薬企業にて学術としての経験を積みその後フリーライターに転身。